将来就きたい職業

2013年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」 男の子編

2013年4月3日

いつも子どもの夢は、男の子「スポーツ選手」、女の子「パン・ケーキ・お菓子屋」
~やっぱり今年もAKBが人気!女の子の2位は「芸能人・タレント・歌手」~

【男の子】編

男の子「将来就きたい職業」ベスト20 (N=2000)
2013年(今年) 2008年(5年前) 2003年(10年前) 1999年(調査開始年)
順位 将来就きたい職業 (%) 順位 将来就きたい職業 (%) 順位 将来就きたい職業 (%) 順位 将来就きたい職業 (%)
1 スポーツ選手 27.2 1 スポーツ選手 30.2 1 スポーツ選手 31.6 1 スポーツ選手 22.7
2 警察官 9.6 2 消防士 6.8 2 運転士・運転手 8.5 2 運転士・運転手 8.8
3 TV・アニメキャラクター 7.0 3 運転士・運転手 6.7 3 職人 7.6 3 警察官 7.1
4 運転士・運転手 6.2 4 警察官 5.8 4 消防士 5.1 4 おもちゃ屋 6.1
5 消防士 4.9 5 職人 5.0 5 警察官 4.1 5 自営業 5.8
6 職人 4.3 6 パン・ケーキ屋・お菓子屋 4.6 6 TV・アニメキャラクター 4.0 6 建築家・設計士 5.7
7 パン・ケーキ屋・お菓子屋 3.5 7 パイロット 4.0 7 自営業 3.3 7 パン・ケーキ屋・お菓子屋 4.8
8 医師 3.0 8 TV・アニメキャラクター 3.3 8 パン・ケーキ屋・お菓子屋 3.3 8 消防士 4.3
9 板前・コック・寿司職人 2.8 9 医師 3.1 8 医師 3.3 9 パイロット 4.0
10 学者・大学教授・科学者 2.7 10 学者・大学教授・科学者 2.9 8 おもちゃ屋 3.3 10 医師 3.7
11 芸能人・タレント・歌手 2.5 11 教員 2.3 11 板前・コック・寿司職人 2.8 11 TV・アニメキャラクター 3.2
12 パイロット 2.4 12 芸能人・タレント・歌手 2.2 12 パイロット 2.8 12 学者・大学教授・科学者 2.2
13 自営業 2.3 13 板前・コック・寿司職人 2.1 13 学者・大学教授・科学者 2.4 13 教員 2.1
14 宇宙飛行士 2.2 14 おもちゃ屋 1.8 14 会社員 1.7 14 会社員 2.0
15 車整備・販売 2.2 14 車整備・販売 1.8 15 ゲーム関係 1.6 14 車整備・販売 2.0
16 おもちゃ屋 1.5 16 会社員 1.6 16 車整備・販売 1.5 16 芸能人・タレント・歌手 1.7
17 会社員 1.2 17 鉄道・運輸関係 1.3 17 教員 1.5 17 板前・コック・寿司職人 1.6
18 レスキュー隊員 1.1 18 自営業 1.1 18 芸能人・タレント・歌手 1.4 18 ゲーム関係 1.3
18 ゲーム関係 1.1 18 販売士・販売業 1.1 19 宇宙飛行士 1.1 19 公務員 1.2
20 自衛官 1.1 20 エンジニア 0.9 20 建築家・設計士 0.8 20 宇宙飛行士 1.0
「スポーツ選手」が15年連続1位
  • 「スポーツ選手」は、当調査が始まった1999年以来15年連続で第1位です。今年も2位以下を大きく引き離しています。(⇒ページ下部のグラフ参照)
「警察官」が増加傾向、10%に迫る勢い
  • 「警察官」は、常に男の子の上位に入りますが、全体に占める比率がじわじわと増加し、今年は10%に迫る勢い。
「TV・アニメキャラクター」が過去最高3位
  • 架空のヒーローを夢見る子どもは増えていて、「TV・アニメキャラクター」が3位。『仮面ライダー』が人気のようです。
「教員」が初の20位圏外に
  • 調査開始以来、常に20位内に入っていた「教員」が、今年は圏外になりました。
(参考・小6男子) “学者”志望が小1より多数
  • 1位は小1と同じく「スポーツ選手」。その内訳も、1位サッカー(54.3)、2位野球(14.3)と大きな変化はありません。(⇒ページ下部のグラフ参照)
  • 2位「学者・大学教授・科学者」の比率が小1より大幅に増え、一歩大人に近づいた印象。ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんの影響もあるかもしれません。
  • 「教員」は、小6では4位と人気が上がっています。6年間身近に接すると、先生という仕事の魅力に気付く子どもが増えるようです。
6年生・男の子(N=152)
順位 将来就きたい職業 (%)
1 スポーツ選手 23.0
2 学者・大学教授・科学者 14.5
3 ゲーム関係 7.2
4 教員 6.6
5 板前・コック・寿司職人 5.3
6 宇宙飛行士 3.3
6 IT関係 3.3
8 スポーツ関係 2.6
8 公務員 2.6
8 医師 2.6

【男の子の親】編

男の子の親「将来就いてほしい職業」ベスト10 (2013年・2008年・2003年n=2000/1992年n=2003)
2013年(今年) 2008年(5年前) 2003年(10年前) 1992年(調査開始年)
順位 将来就いてほしい職業 (%) 順位 将来就いてほしい職業 (%) 順位 将来就いてほしい職業 (%) 順位 将来就いてほしい職業 (%)
1 公務員 19.8 1 公務員 19.9 1 公務員 22.6 1 公務員 14.5
2 スポーツ選手 12.0 2 スポーツ選手 16.7 2 スポーツ選手 15.0 2 スポーツ選手 13.5
3 医師 10.0 3 医師 9.8 3 医師 9.6 3 医師 13.4
4 会社員 6.0 4 会社員 8.5 4 エンジニア 5.0 4 教員 11.9
5 消防士 5.3 5 消防士 4.5 5 会社員 4.8 5 パイロット 5.2
6 警察官 4.2 6 パイロット 4.2 6 職人 4.4 6 エンジニア 3.9
6 エンジニア 4.2 7 職人 3.7 7 パイロット 4.2 7 会社員 3.5
8 学者・大学教授・科学者 3.7 8 教員 3.1 8 教員 3.3 8 弁護士 3.1
9 薬剤師 3.6 9 エンジニア 2.7 9 消防士 3.2 9 警察官 2.5
10 職人 2.9 10 建築家・設計士 2.3 10 建築家・設計士 3.0 10 建築家・設計士 2.5
トップ3は22年変わらず
  • 親への調査は1992年から実施していますが、上位3つ「公務員」「スポーツ選手」「医師」の顔ぶれは、調査開始以来22年間変わりません。
ますますサッカーが人気
「警察官」が過去最高の6位
  • 男の子の調査でも人気が高まっている「警察官」が、親の調査でも過去最高の6位となっています。
「薬剤師」上昇傾向
  • 女の子の親には以前から人気だった「薬剤師」ですが、男の子の親も注目しつつあり、今年は9位に入っています。
(参考・小6男子の親) 夢追うよりも社会に役立つ仕事を
  • 1位は小1の親と同じで「公務員」です。小1で2位の「スポーツ選手」は6位に。小6の親ともなると、より現実的に子どもの将来を考えているようです。
  • 小1男子の親では人気に陰りが見える「教員」ですが、小6では2位に入っています。
  • 「学者・大学教授・科学者」「エンジニア」「医師」は小6でも上位。高い知識や技術を身に付けて生かしてほしいという親心が表れています。
6年生・男の子の親(n=85)
将来就いてほしい職業 (%)
1 公務員 16.5
2 教員 10.6
2 学者・大学教授・科学者 10.6
2 エンジニア 10.6
5 会社員 8.2
6 医師 3.5
6 医療関係 3.5
6 スポーツ選手 3.5
6 専門職 3.5
10 薬剤師 2.4
10 作家・絵本作家 2.4
10 外交官 2.4
10 板前・コック・寿司職人 2.4
10 IT関係 2.4
10 スポーツ関係 2.4
10 司法・法律関係 2.4
10 農業・酪農 2.4
10 会計士・税理士 2.4

【スポーツ選手】編

男の子は親子ともにサッカー人気が続く
  • 「スポーツ選手」になりたいと答えた男の子の内訳は、サッカー(66.4)、野球(19.3)の2大競技で大半を占めます。昨年より両者の差はわずかに縮まりましたが、依然として50ポイント近い差が付いています。
  • 親の方は、昨年サッカーが野球を逆転し、今年もその勢いのままサッカーが上位となっています。サッカーは過去最高の37.2%、野球は過去最低の23.8%。世界の大舞台で活躍するサッカー選手が増え、大人の目にもサッカーの方が魅力的と映っているようです。

男の子/「スポーツ選手」に占める「サッカー」と「野球」の割合2013年/スポーツ選手になりたいと答えた男の子=544人

男の子の親/「スポーツ選手」に占める「サッカー」と「野球」の割合2013年/スポーツ選手になってほしいと答えた男の子の親=239人