その他 社会事情など

家庭の情報化アンケート

2000年8月

約4割の主婦が電子メールやインターネット経験あり

「IT」とか「e」といった略号が新聞紙上に載っていない日はないという、今日この頃です。郵政省が先ごろ発表した『平成12年版通信白書』は、「ITがひらく21世紀~インターネットとモバイル通信が拡げるフロンティア~」を特集として掲げています。こうした激しい変化の中で、家庭の主婦たちはIT社会にどう取り組んでいるのでしょうか。
パソコンや携帯電話部品に欠かせない液晶ディスプレーに使用される偏光膜用ビニロンフィルムや電子部品に用いられる樹脂<ジェネスタ>を供給している化学品メーカーの株式会社クラレ(本社:大阪市)では、関東・関西に住む家庭の主婦500名を対象に「家庭の情報化」についてのアンケート調査を行いました。

1) 大都市の家庭では6割強がパソコンを所有。ほとんどの主婦が「自分の使えるパソコン」と回答

現在、家庭で装備している情報化製品はパソコン(64.0%)、ファクシミリ(59.3%)、通話のみの携帯電話(56.1%)、ビデオカメラ(55.5%)、ネット機能付きの携帯電話(44.9%)、衛星・通信放送受信機器(44.5%)、ワープロ(42.6%)などとなり、大都市の家庭では6割強がパソコンを所有しています。そして、ほとんど(62.0%)の主婦が自宅のパソコンは「自分の使えるパソコン」であると回答しています。また、現在持っていない主婦の約3人に1人(35.5%)は「一年以内に購入」を予定しており、IT革命は一般家庭にも急速に波及しつつあります。

2) 近い将来に購入したい情報化機器は、デジタルカメラがトップ

近い将来に購入したい情報化機器は、デジタルカメラ(33.9%)を筆頭にパソコン(23.7%)、ハイビジョンテレビ(16.8%)、ファクシミリ(15.6%)、高速デジタル回線(10.4%)、衛星・通信放送受信機器(10.2%)などです。

3) 主婦は1週間に14通から16通のメールを送受信

電子メールを使っている主婦は全体では4割強(43.9%)いて、自分の使えるパソコンを持っている主婦(298人)では6割以上(64.8%)に達します。1週間に14通から16通の送受信を行っており、相手で一番多いのは「学生時代の友人・知人」(67.3%)です。一方、インターネットにアクセスしている主婦は約4割(39.1%)。1日平均43分アクセスしており、ホームページ閲覧(87.2%)と電子メール(75.5%)が2大活用法です。現在、電子メールもインターネットもやっていない主婦に今後の意向を聞いたところ、電子メールは65.2%、インターネットは72.9% が「やってみたい」と答え、その意欲は高いものがあります。

4) インターネットで視野が拡大?ひと月の情報関連経費は家計支出の約10%を占める

インターネットで入手している(したい)情報のベスト3は、レジャー情報(50.5%)、趣味(49.3%)、料理(45.3%)です。ネット活用の効用として、視野が拡大(58.8%)、知識が増える(56.5%)、話題が豊富になる(46.2%)を多くの主婦が挙げています。ネット活用の問題点としては機器購入費が高い(51.4%)、通信コストが高い(48.9%)、操作が難しい(30.6%)、安全性に不安(26.6%)などが挙がっています。
新聞、雑誌・書籍購入、放送受信、電話、携帯通話代、インターネット・プロバイダー料を合わせたひと月の情報関連経費は約3万円となり、それは家計支出の約10%を占めています。