1999年12月
この夏、ストリートでは底の非常に厚い靴が話題となりました。中には転んだり、つまづいて怪我をした例もありましたが、若い女性の間では定着した感もあります。また最近ウォーキングシューズについて関心が高まっており、歩き専用の靴が人気を集めたり、お店には靴や足についてアドバイスしてくれるシュー・フィッターという資格を持った専門家が登場しています。
靴やカバンなどの素材として、人工皮革「クラリーノ」を製造・販売している合繊メーカーの(株)クラレ(本社・大阪市)では、このほど「現代OLと靴」をテーマにアンケート調査を実施しました。
靴の購入に当たっては、サイズ、デザインとともに「歩きやすく疲れない靴」を重視しており、靴のメンテナンスもこまめに実行している様子がうかがえます。ちなみに、厚底靴の所有率は3割で、20代に限ると4割になっています。以下、その概要をレポートします。
調査日に履いてきた通勤靴を聞いたところ、3人に1人が履きやすくて楽な「ローファー・スリッポン系」を、約3割がオーソドックスな「パンプス系」を履いています。
靴の色は約6割が「黒」、2割が「茶」です。ヒールが「やや高い」、「大変高い」というOLは2割未満と少なく、靴底の厚さも5cm以上の、「大変厚い」は5%未満となっています。購入価格は平均1万3千円、購入してから約1年2ヶ月経過した靴となっています。
通勤に履いていく靴の選択基準は、約7割が「服とのコーディネート」を挙げて、断然のトップですが、約2割は「何」となく。次いで、天候に合わせて、最近のお気に入りだから、ローテーション、体調に合わせ、仕事内容に合わせなどと続きます。
オフィスについて必ず靴を履き替えているOLは意外に多く、約半数に達します。これに「時々履き替える」を合わせると、履き替え派は7割を超えます。履き替え派は、大阪よりも東京のOL、年代が若いほど多くなっています。履き替える靴は約半数が「サンダル・ミュール系」です。
所有している靴は、パンプス系4.6足、サンダル・ミュール系3.9足、ローファー・スリッポン系3.0足など多彩で、所有総数の平均は18.2足となっています。OL歴の長い年配者ほど靴の所有数は、多くなっています。
この夏、若い女性の間で流行った「厚底靴」の所有を聞いたところ、3割のOLが所有しており、20代では4割にもなり、所有者の8割が「サンダルタイプ」をもっています。所有数となるとどのタイプも1足台です。
通勤に使用している靴は、5.8足で3人に1人が「毎日履き替え」ています。靴のメンテナンスでは過半数が「連続して履かない」を心掛け、「靴クリームを塗る」「雨の日は皮靴を履かない」「陰干しする」「底の泥やゴミを落とす」など、こまめに手入れをしています。
きっかけは、「古びた」「眺めていて気にいった」「季節がわり」「バーゲン」などです。購入にあたっては、「サイズ」「デザイン」「歩きやすく履きやすい」などを重視しています。