kuraray 株式会社クラレ


安全報告

安全への取り組み

理念・方針・指針

安全に関する行動原則

「安全はすべての礎」

安全に関する行動方針(2016年度)

「安全第一、生産(工事、開発)第二」を徹底すること
行動前に一呼吸おいて「確認」を行うこと
全員が本気で無事故・無災害を目指し、行動すること

製品安全に関する基本方針

安全で信頼できる製品の供給を通じて、顧客のニーズに応え、豊かでゆとりある社会の実現に貢献することを目指す。

保安防災・労働安全への取り組み

クラレグループでは、保安防災・労働安全リスクを発見し、その発生を未然に防ぐ安全マネジメントシステムを運用して、社員の安全意識の向上を通じ、安全で事故・災害のない職場づくりを推進しています。また、万が一、事故・災害が発生した場合に備え、被害を最小限に抑えるための訓練や事故の事例、教訓などの情報共有化による再発防止に努めています。

安全重点活動の目標と実績

評価 ○:達成 △:さらに取り組みが必要 ×:未達

項目 2015年度 2016年度
重点活動
目標 実績 評価
保安防災
労働安全
保安事故防止対策の推進 事故防止アクションの詳細条件設定、非定常時リスクアセスメントの推進、異常時対応能力向上
  • 保安管理レベルの向上
  • 非定常時のリスクアセスメント推進
  • 異常兆候検知と異常時対応能力向上
  • 運転・技術の伝承(Know-Why)
  • 個人の安全意識の向上
  • ルールの周知と遵守
  • 網羅的なリスク把握
  • 重大リスクには本質安全化対策実施
  • 安全活動マネジメントのグローバル展開に向けた基盤整備
運転・技術の伝承
(Know-Why)と確実な継続
Know-Whyを盛り込んだキャリア開発計画(CDP)を活用した運転・技術の伝承統合教育システムの展開
網羅的なリスク把握と着実な対策の実施 網羅性向上を目指したリスクアセスメント(RA)、重大リスクには本質安全化対策実施
個人の安全意識の向上 作業前KY(危険予知)、指差呼称活動、ルールの周知遵守、訓練を取り入れた安全教育
安全活動マネジメントのグローバル展開 海外関係会社との交流活性化、グローバルデータベース構築、労災評価手法のグローバル展開

数値目標と実績

項目 2015年度 2016年度目標
目標(国内外)
目標(国内外) 実績 評価
国内 海外 国内外
保安防災 事故件数 0件 3件 1件 4件 × 事故件数 国内外0件
労働安全 休業災害件数 0件 6件 17件 23件 × 休業災害件数 国内外0件
全労働災害度数率 1.5以下 1.32 7.26 2.91 × 全労働災害度数率
国内0.8以下/海外4.0以下
  • 全労働災害度数率:労働時間百万時間当りの軽微以上の全労働災害発生件数。
    なお、軽微以上の全労働災害とは軽微な医療処置以上の医療処置を要する災害。(米国OSHAのRecordable incidentを参考に設定)

安全マネジメント

岡山事業所安全活動現場検証 写真 岡山事業所安全活動現場検証

クラレグループでは、「安全活動マネジメント規定」に基づき、年度ごとに計画を立てて保安防災・労働安全に取り組んでいます。具体的には、毎年社長および担当役員が出席する安全推進会議において、安全活動実績の総括評価を行うとともに、次年度の活動方針を定め、グループ全社に周知します。この方針に沿って各事業所・各部署で具体的な活動計画に反映させて活動を行っています。活動計画の立案状況、計画に基づく活動の状況およびその成果については、担当役員を含む本社安全スタッフが年2回各事業所を訪れて安全活動現場検証を行っています。

保安防災

クラレグループでは、社会に対して甚大な影響を与える爆発、火災、有害物質の漏洩などの事故の未然防止を図り、事故発生時には被害を極小化することを重要な責任として考えています。そのため、保安防災に関するリスクアセスメントの推進、建築物・プラントの地震対策、設備の保安管理システムの整備などの保安防災活動に全ての事業所で取り組んでいます。

産業保安のための取り組み

クラレグループは、石油化学工業協会の「産業保安に関する行動計画」に沿って、①リスクアセスメント、②事故情報の活用、③技術的背景(Know-Why)の伝承、に関する取り組みを計画的に進め、自主保安活動を推進しています。
具体的には、リスクアセスメント活動の充実を図り、その実効性を高めるため、全停電や緊急停止などのような非定常時のリスクアセスメントの実施や、異常の判断基準の明確化などへ取り組んでいます。また、Know-Whyを盛り込んだ運転・技術の伝承を推進するため、CDP※1活動やKMMS※2に継続的に取り組んでいます。
2015年度には、残念ながら国内で3件の小火と海外で1件の漏洩事故が発生しましたが、外部への影響や人的被害はありませんでした。
2016年度以降も、引き続き以下の事項に取り組み、事故の防止に努めます。

  • 非定常時のリスクアセスメント活動
  • 異常の兆候検知および異常時対応能力の向上
  • Know-Whyを盛り込んだ運転・技術の伝承
  • (※1)CDP:現場の第一線作業員を対象に必要な知識、技能・技術と行動特性をレベル評価(見える化)し、全員の能力をマップ化した評価表を作成し、これに基づく、各人の目標を設定、教育を行う方式。
  • (※2)KMMS:生産設備全般について個々の機器の重要度評価を行い、リスクに応じた設備管理方式を定めた上で、P;保全計画→D;保全活動の実施→C;活動結果の評価、保全計画の再評価→A;保全計画の見直しを行う設備管理システム。このシステムを回す中で、作業員が設備トラブルの原因分析や対策、設備管理規準の見直しなどに参画することで、人材育成・技術継承の強化を図っている。

総合防災訓練

クラレグループでは事業活動の中で大量の危険物や高圧ガスなどを扱っています。そのため、各事業所では防消火設備の整備を行うとともに、さまざまな状況を想定し、公設消防と連携した防災訓練、通報訓練、津波避難訓練等を定期的に実施しています。2015年度は、南海トラフ巨大地震により複数の事業所が同時被災することを想定し、社長を本部長とする本社の緊急対策本部訓練を実施しました。今回初めての取り組みとして、本社と5ヵ所の拠点をTV会議システム等で接続し、リアルタイムでの被災状況の把握を試みました。

社長を本部長とする全社緊急対策本部の様子 社長を本部長とする全社緊急対策本部の様子

社長を本部長とする全社緊急対策本部の様子 社長を本部長とする全社緊急対策本部の様子

東京現地本部の様子 東京現地本部の様子

大阪現地本部の様子 大阪現地本部の様子