クラレグループは、社会の健全で持続可能な発展が企業としての成長や繁栄の条件であるとともに、企業活動の究極の目標であると考えます。人々にとって価値のある製品や事業を通して社会に貢献することはもちろん、企業市民として一定の節度ある範囲で社会的な問題に取り組むことは、企業として必要な社会貢献であると認識しています。
クラレグループは、社会基盤が未整備な教育・医療・福祉等の領域で、当社の創意とイニシアチブを生かした社会貢献活動を続けています。また、地域社会との調和のとれた共生を目指して、社員によるボランティア活動を支援しています。
クラレでは、子どもたちに化学実験を体験し、化学の楽しさを知ってもらう教育活動として、小学校の高学年を対象に「少年少女化学教室」を開催しています。
この教室は、事業所内の専門教室や、地域の小学校、公共施設などで、社員ボランティアが講師やアシスタントを務めるもので、1992年より毎年、各事業所で開催しています。2008年度は延べ7回、190名の子どもたちが参加しました。
また、2002年から社団法人日本化学工業協会が主催する「夢・化学−21」夏休み子ども化学実験ショーにも出展を続けています。2008年度は高吸水性樹脂を使った芳香剤をつくる実験に約2,000人の子どもたちや保護者が参加しました。
少年少女化学教室開催実績
| 事業所 | 教室名 | 累計開催回数 | 累計参加人数 |
|---|---|---|---|
| 倉敷事業所 | おもしろかがく館 | 53回 | 1,563人 |
| 西条事業所 | わくわく化学教室 | 47回 | 1,390人 |
| 岡山事業所 | おもしろ化学教室 | 29回 | 1,050人 |
| 新潟事業所 | ふしぎ実験室 | 34回 | 979人 |
| 鹿島事業所 | おもしろ化学教室 | 7回 | 513人 |
| 合計 | 170回 | 5,495人 | |
開梱作業の様子
「ランドセルは海を越えて」は、戦禍によって教育機会が奪われたアフガニスタンなどの子どもたちに毎年、日本の小学生が使っていたランドセルを文具等とともに贈る国際貢献活動です。
2004年のスタートから6年目を迎えたこの活動は年々その規模が拡大し、2009年は約10,000個のランドセルが全国各地から集まりました。子どもたちの思いの詰まったランドセルは、ジョイセフ※
はじめ、関係団体やクラレグループ社員を含む約200人の手で、仕分け、梱包のうえ、さらに多くのボランティアの協力を得て海を渡り、今年も現地の子どもたちに届けられました。
クラレは、障害者に雇用機会を提供することによって、その自立を支援するため、地域の福祉施設と連携して知的障
害者のための作業所を設置しています。
新潟事業所の「クラレ作業所」は、1997年に中条町(現 胎内市)と社会福祉法人七穂会「虹の家」の協力を得て、知的障害者就労の場として開所し、現在では、4名の指導員のもとで20名の社員が生産工程で発生する端材をリサイクルするための分別や備品の製造などを行っています。
また、西条事業所の「ひまわり作業所」は2007年に開所し、2名の指導員のもとで、6名が生産工程で発生する残糸をリサイクルするため回収や計量作業を行っています。
日本のフィランソロピーの先駆者である初代社長 大原孫三郎は数々の医療施設、福祉施設、文化・研究施設の創立に携わりました。クラレは社会貢献の一環として、「財団法人倉敷中央病院」、「社会福祉法人石井記念愛染園附属愛染橋病院」、「特定医療法人同心会西条中央病院」に対する 経営・資金面のサポートを継続する他、事業所の福利施設を活用した高齢者介護施設を運営しています。
クラレグループが運営、支援する介護施設績
| 介護施設 | 事業内容 |
|---|---|
| ちゅーりっぷ苑 (新潟県胎内市) |
認知症対応型共同生活介護グループホーム (定員18名) 共用型認知症デイサービス(定員3名) 小規模多機能型居宅介護デイホーム (登録定員25名) 居宅介護支援事業 |
| フルーツの家 (愛媛県西条市) |
グループホーム(定員41名) デイサービス(定員10名) 訪問介護・看護 居宅介護支援事業 |
| 杜の家(愛媛県西条市) | グループホーム(定員18名) |
倉敷中央病院
愛染橋病院
西条中央病院